内側のドアノブが取れて部屋から出れない現場【上尾市】

【埼玉県川越市の鍵屋】

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今回も紹介案件で作業してきました。

現場は上尾市にあるマンションでドアノブが取れてしまい部屋から出れないとのことです。

向かう道中に予想していましたが、案の定握り玉錠でしたね。

現場到着時の写真。
閉まったら開かなくなってしまうので閉まらないようにしてありました。

ドアノブが取れたという現場に行くとほぼ握り玉錠ですね。
理由は握り玉錠はくるくると回して開ける構造なので、ネジが緩みやすくレバーハンドルに比べてネジが取れてしまったやドアノブが取れてしまったという依頼が多い鍵ですね。

内側の写真。
とりあえず取れたドアノブをはめただけって感じですね。

上側に見える部品についているネジ２本でドアに固定しているのですが、両方共取れてしまってドアノブが取れたみたいですね。

一応外側のドアノブを取り外してみたところ、別の問題点を見つけちゃいました・・・

写真真ん中右に見えるスピンドルと呼ばれる部品が（ハンマーなどでたたいてはめる）固定がされておらず、ドアノブを取り外したらぽろっと取れました。

今回の握り玉錠GMD500と呼ばれる型番の鍵は、汎用性があり、美和ロック・GOAL・SHOWA・ALPHAなどいろいろなメーカーの握り玉錠と汎用性があるのですが、メーカーによって変わるスピンドルに合わせて取り付ける必要があるのですが、そのスピンドルが抜けないように叩くなどして奥まで入れないといけないのですが、つけた人が素人だったのかただ挿しこんだだけという感じでしたね。
特に他社の場合は長いスピンドルが１つですが、美和ロックの場合のスピンドルは短いスピンドルを内外で計４つ使う必要がありますし、短いので挿しこんだだけだと取れやすいんですよね。

このスピンドルが取れてしまうと、ラッチ（ドアノブを回した際に引っ込む部品）と連動しなくなりドアが開けられなくなってしまいます。

内外のドアノブにスピンドルをしっかり固定し、ドアノブを取り付けしようとしたらさらなる問題点が・・・

写真下部に写っている丸形の部品はドア厚によって調整する部品なのですが、取りつけた人は箱に入っているからと付属部品を全部使ったのでしょうね。

付属の部品を全部使った上でネジを閉めて固定しているせいで、ネジが少ししかかみ合っておらず、取れたのが原因でしたね。

私が取付しようとしたところネジがしっかりと届かず気付きました。
頑張って取り付けたとしてもネジが１～２回しぐらいしか嚙み合わないでしょうね。
そんな状態での取付だったため、握り玉だと回して開け閉めするのでネジが緩みやすい構造なので取れてしまったのでしょうね。

取付に不要な部品を取り除き取付て完成です。