【埼玉県川越市の鍵屋】
鍵のクロロックです。
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埼玉県全域で鍵のトラブルやバッテリー上がりに24時間出張対応しています。
今回は川越市内にある某コンビニエンスストア駐車場にて鍵閉じ込めのご依頼をいただきました。
今回の車両はトヨタのエスティマでなんと前日に購入したばかりとのこと。
半ドアの状態で鍵が掛かってしまい開かなくなり、携帯電話もお財布も閉じ込められてしまったみたいです。
お客様はご自身で窓ガラスを割ろうと思っていたらしく、『窓ガラス割って開けてもらっても大丈夫です』と言われましたが、そんなことはしません。
技術のない鍵屋だとドアの隙間から棒などを突っ込んで開けるところもありますが、その方法を取るとドアが歪みますし、傷もつきますのでやろうとしている鍵屋には気を付けたほうが良いです。
手が入るほどの隙間ではないけど数センチ程度窓が開いている場合は安く済ませるために、窓から工具を入れて開ける場合もありますが、クロロックでは基本的に鍵穴から開けさせていただきます。
ピッキング解錠完了後にはお客様の鍵で鍵穴がキチンと回ることも確認しますのでご安心ください。
買ったばかりですし、スマートキーのため恐らく鍵穴は未使用でしょうね。
普段から鍵穴を使用していれば問題ないのですが、使っていないとピッキングしにくい場合が多いですね。
たまにグリスが鍵穴に残っていることもありますね。
トヨタのエスティマは年式によって使われている鍵が変わっていて
H2.5~H12.1まではM377の鍵。ギザギザの鍵
H12.1~H18.1まではM382の鍵。ギザギザの鍵
H18.1~はMT-6の鍵。ウェーブキー(内溝の鍵)
と鍵の種類が変わってきます。
M382の鍵はトヨタ車の多くで使われているのですが、その中でも古い8枚タンブラータイプではハーフタンブラーと呼ばれるピッキングすると壊れやすいものが使われていますね。
今回のMT-6の鍵はウェーブキーと呼ばれる従来のギザギザの鍵とは違う内側に溝が彫ってある鍵になってます。
左がMT-6のウェーブキーで右側がM382の鍵になります。
個人的にですが、M382(8枚)の鍵もMT-6もピッキングは難しいので当たりたくはないですね(笑)
新車ということもありピッキングで傷つくのも怖かったのと久し振りにコンピューターキーマシンを使いたかったこともあり、今回は鍵穴を覗いて鍵を作って開ける方法を取らせていただきました。
ちなみに料金は鍵開けの料金でやらせていただいています。
鍵製作の依頼が入らずコンピューターキーマシンの出番がなく電源を入れてなかったこともあり、使おうとしたらまさかの電池切れしてました・・・
調べたら最後に使ったのは3/18が最後でした(笑)
使ったのがその日ですが、最後に充電したのはいつだか覚えてないぐらいですね。
鍵穴から読み取った高さに削っていきます。
1本でかっこよく成功といきたかったのですが、失敗しました・・・
もう一度覗いて高さを確認しましたが最初に読んだ高さに間違いないのにと焦りましたが、高さの数値を入力する際に上下逆に入力してましたね。
M382のように車のギザギザの鍵であれば上下均等ですが、ウェーブキーの場合には、上下数値が違うのでこのようなミスがたまにありますね。
バイクの鍵で高さを読み取って先端から入力するのを根元から入力してしまい回らないってミスもたまにやってしまうので、冷静にならなきゃいけませんね。
上下の数値を入れ替えて2回目に作製した鍵では無事に回り解錠完了です。
出来た鍵はお客様に差し上げましたが、エスティマの場合はH13.4~H15.5まではイモビライザーがオプションにて装備。H15.5~は全車標準装備のためエンジンは掛かりませんし、H18.1~以降のウェーブキーの車両はスマートキーのためお渡しした鍵は開け閉め専用になります。
鍵穴から高さを読んでコンピューターキーマシンで自動で削っている間に特殊工具を使ってみました。
練習で1回開けられて以降は使用しておらず、実車では初トライ。コンピューターキーマシンで鍵を削っている3分足らずのチャレンジでは開きませんでした・・・
ピッキングでも開けられるし、ピッキングで開かなくても今回のように鍵穴から高さを読み取って鍵を作れるからなくても問題ないからと練習してなかったので、やっぱり実践では使えなかったですね。
ギザギザの鍵やホンダ車のウェーブキーは何回も開けて練習しているからなんとなくコツを掴んだと思ってましたが、トヨタのウェーブキーはまだまだ練習が必要だなと実感しました。
鍵屋の仕事は手の感覚が重要ですが、長期間間が空くとやはり鈍ってきてしまいますよね・・・
最近は住宅の鍵開けの練習ばかりしてましたが、たまには車の鍵開けも練習していきます!