【埼玉県川越市の鍵屋】
鍵のクロロックです。
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今回は明日予約いただいているお客様の鍵交換のために鍵の組み換え作業をしたのでその工程を載せます。
今回の鍵は補助錠を後付けしているタイプで、発注をすれば同一キーで頼むことも可能ですが、納期には時間もかかりお客様の希望する交換日には間に合わないので、今回は2つのシリンダー内を組み替えて同じ鍵で開くようの組み換え作業をしました。
この組み換え作業は鍵屋の中でもレベルが高い技術が必要な作業だと思います。
シリンダーを分解します。
中に入っているピンを抜きます。
今回のシリンダー・メガクロスは平面に5ピン。角度面に4ピンの計9ピンが使われています。
仕組みとしては昔ながらのピンシリンダーと同じですが、ピンシリンダーは1方向にしかピンが入っていませんがディンプルキーの場合は2方向または3方向にピンが入っているためピンの数が多くなります。
5年振りぐらいに分解してみたので、勉強も兼ねてついでに完全にバラバラにしてみました
細かなバネが9+1個と上ピンと呼ばれる部品が9個、丸い球が1つ入ってます。
1つでも失くしてしまうとアウト!
クロロックではいつ失くしても大丈夫なようにたくさん在庫しています(笑)
今回は机の上でゆっくりと作業出来る環境だったのでバラバラにしましたが、通常の組み換え作業であればバネや上ピンをばらすことはありません。
もう1つのシリンダーに合わせてピンを入れた後にもともと使われていた鍵を挿しこんでみるとピンが高さが揃っていないのがわかりますね。
このピンの位置が綺麗に揃うと鍵が開く仕組みになっており、ピッキング解錠はこのピンを1つずつ正しい高さに合わせる作業なので、特に数が多いディンプルキーが開きづらいと言われる理由ですね。
正しい鍵を挿すと、平になりますね。
これで完成なのであとは逆手順で組み直して完成です。
現場状況やシリンダーの種類にもよりますが、組み替えて同一キーにする作業は15分~1時間ぐらいお時間いただきます。