久し振りにカメラ付き解錠工具で鍵開け【さいたま市】

【埼玉県川越市の鍵屋】

今回も大東建託の物件の鍵開けのご依頼いただき、さいたま市内にある現場へ行ってきました。

鍵穴２か所ありとのことで、大東建託の物件のなので下記のような現場を予想していましたが、

ご依頼メールを確認すると４階なのでいつものメゾネットタイプとは違う・・・

以前いったことがある大東建託の物件で３階の現場でこのタイプがついていたので、これなら特に問題ないやと油断してましたが、現場へ到着するとまさかのプッシュプル錠・・・

プッシュプル錠が付いているのは予想してませんでしたね。

プッシュプル錠とは上記写真のような形のドアノブで鍵穴とドアノブが一体型になっているのが特徴的で、このサムターンは一般的なものとは違って回転方向が逆なので、クロロックでいつも使っている解錠工具では開けるが難しいんですよね。

プッシュプル錠でも下記写真のようにサムターンが平べったいシンプルなサムターンならまだ問題ないのですが、

上記のタイプなら比較的簡単に開けられます。

上記の場合には偏心した力では開けられません。

上記のタイプは防犯サムターンと呼ばれる部類のサムターンで開けるには偏心した力（指１本では開かない）では開けられないものやボタンを押さないと開かないものもあり、特殊な解錠工具が必要になってくるので難易度高くなるので出来れば当たりたくないんですよね(笑)

ドアスコープが簡単に外れるタイプだったら簡単に開くサムターンのことも多いのですが、ドアスコープが外れない場合には過去の経験上、偏心サムターンや防犯サムターンの確率が９５％以上ですね。

すんなり外れますようにと祈りましたが、祈りは通じず、ドアスコープが外れませんでした。

ドアスコープを壊して作業に入りますが、その前にお客様に『サムターンを開ける際にボタンを押して回しませんか？』と確認すると『ボタンはついていません』とのこと。

一応確認のためスコープを入れてサムターンを確認します。

お客様の言う通りボタンはついていませんでしたが、ボタンがないほぼ防犯サムターンですね。

いつもの解錠工具では開かないので、防犯サムターン専用のカメラ付き解錠工具で開けていきます。

解錠後の写真。

ボタンがついていたらカメラで覗きながら上下にあるボタンをしっかりと押し込みながら回す必要がありますが、ボタンがなければサムターンさえ上手く掴めれば回せば開くので、ボタン付き防犯サムターンよりかは簡単ですね。

まぁそれでも難しいことに変わりはありませんが・・・

久し振りにカメラ付きの工具で解錠しましたが、ドアスコープの小さい穴にカメラと工具を通すから慎重に作業する必要があります。

クロロックで使用しているスコープカメラは３万以上するので壊れたら最悪なので、１か所だけなら差し入れるときにだけ注意すれば、解錠後にゆっくりと引き抜けますが、今回のように２か所ある場合には片方を開けたあとに上手く抜いて長さを調整してまた入れなきゃいけないので集中力が必要ですね。

普段は１ヶ所解錠の場合が多く、長さ調整をミスった時ぐらいしかカメラを抜くことはないので２ヶ所解錠時は最低でも抜き差しを３回しなきゃいけないので怖いですね。

１万円ぐらいで手に入るカメラが使えればここまで慎重にいかなくても良いのですが、安いカメラの場合にはサイズが大きくてドアスコープから工具と一緒に差し込むことができないんですよね。

サイズが小さいカメラはどこで頼んでも３万超えは確実なので、貧乏鍵屋には何回も購入する余裕ありませんからね・・・

クロロックは個人鍵屋ではありますが、防犯サムターンも壊さずに開けられる高い技術もありますので、大手鍵屋に１０万以上の見積を出された場合や他では開けられないですなどの嘘には騙されないようにしましょう。

個人鍵屋でも技術があれば防犯サムターンを開けられる鍵屋はありますよ。

費用も大手鍵屋の3分の1程で解錠可能ですので、見積もりも大歓迎です！