【埼玉県川越市の鍵屋】
鍵のクロロックです。
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埼玉県全域で鍵のトラブルやバッテリー上がりに２４時間出張対応しています。
今回は狭山市内にある一戸建てのおうちの鍵開けに行ってきました。
普段では珍しい朝１０時のご依頼でした。
戸建ての場合はマンションやアパートと違い一軒一軒デザインが違うためどんな鍵がついているかも不明ですし、マンションやアパートのようにドアスコープがついている可能性が低いので、ディンプルキーがついている場合は壊さなければいけない場合もあります。
今回はこのような状況でした。
鍵が刺さったまま抜けないし回らなくなったみたいです。
純正の鍵で抜けないし回らない場合は、苦戦すること多いんですよね・・・
しかも最悪なことに今回の鍵はロイヤルガーディアンという、万が一ピッキングで泥棒に入られたら最大５０万円の補償があり、今まで一度もピッキング被害にあったことのない国内最強レベルの鍵がついています。
過去に１度だけ破錠したことありますが、壊すのも固く苦労した嫌な思い出です。
この鍵にはデッドロック機構と呼ばれる防犯機能があり、バンピングなどの不正解錠をすると鍵が抜けなくなる仕組みがあるんですよね。
お客様には事前に鍵が抜けない場合は、最悪は壊す必要がありますと説明し作業に入ります。
試しに手で抜こうとしてみましたが、びくともせず
ごくまれに抜けなかった鍵が時間が経ったらスッと抜ける場合もありますが、やはりうまくいかず・・・
いろいろと試し、なんとか解錠方向には回りドアは開きました。
最悪な場合には壊さないといけないことも考えられたので一安心です。
上側にGOALのディンプルキーがついており、お客様からも鍵を挿して回そうとしたら回らず、抜けなくなったと聞いており、鍵穴も縦向きで抜けなくなっていたので何も疑問も持たずにGOALのケースにロイヤルガーディアンがついているとおもってましたが、まさかの美和ロックのＢＨのケースがついていました。
抜けなくなった鍵ごとシリンダーを取り外します。
ドアを開けてケースを見るまでは縦向きで鍵を抜くものだと思ってましたが、美和ロックのケースにロイヤルガーディアンとなると横向きで鍵を抜き挿しする必要がありますね。
もしかしたら横向きで抜かなければ抜けない鍵を無理やり縦向きで抜こうとしたから引っかかったのかもしれません。
鍵が開いた際に鍵も回るようになったので鍵を横向きにして抜いてみるとぬけました。
鍵を抜き終わり、鍵穴内の洗浄をしてお客様に状況を説明します。
『下側の鍵は上側の鍵と錠ケースのメーカーが違うので上は縦向きで抜き挿ししますが、下側の鍵は横向きで抜き挿しする必要がありますよ』と説明しましたが、『鍵を変えてから３年以上使っているけど上の鍵と同じで縦向きで普段から抜き挿ししてる』と納得しません。
錠ケースに合う美和ロックのU9シリンダーを用意して仮付けして『横向きで鍵を挿して右に回して閉まる。元の位置に戻して抜く。横向きで鍵を挿して左に回して開ける。元の位置に戻して抜くので今ついているロイヤルガーディアンの鍵も同じ使い方ですよ』と説明しますが納得しません。
それでもお客様が鍵穴は縦向きだったというため、鍵を縦向きになるようにとりつけてみます。（今回の鍵はＢＨタイプだったため縦向きにすることが出来ますが、基本的にほとんどのシリンダーはつけられる向きは決まっています）
お客様の希望通りに縦向きで鍵を取り付けると、右には回りますが左には回らず、右に回すと１８０度まで回しても鍵はかからず、２７０度ぐらいの位置でカチャと鍵は掛かります。しかしそのまま一回転回して縦向きに戻しても鍵は抜けず。
鍵を抜くために左回転させると先ほどカチャと鍵が掛かった場所付近で今度は鍵が開いてしまい、鍵が抜ける元の位置まで回すと鍵は抜けますが、鍵は掛かっておらずという状況になってしまいます。
お客様の前で何回も実践し、『この取付方法だと鍵を閉めているときには鍵は抜けないですし、抜ける位置まで回すと今度は閉めたばかりの鍵が開いてしまいますよ』と説明させていただきました。
『おそらくお客様の勘違いだと思いますが、本当に鍵が縦向きでついていたのならつけた業者の施工ミスで、今まで鍵が閉めたつもりで閉まってなかったことになりますよ』と伝えると『下側しか掛けないでドアが開かないのを何回か確認した』とのこと。
『それが本当であればやはり縦向きでの取付方法ではありえないですし、ご家族が帰ってきたら普段の鍵の抜き挿しする向きを聞いてみてください』と説明し正しい取付位置の横向きに取りつけます。
取付後にお客様に作動確認していただき、【横向きで鍵を挿して右回しで鍵をかける。横向きで抜く。開けるときも横向きで挿して左回しで鍵を開ける。横向きで抜く】と説明しました。
正常な位置に取付後に、作業前の鍵が抜けなくなった状態での写真と見比べてみましたが、どちらもＮの文字が右横に来ているのでやはり取付業者のミスではなさそうですね。
お客様のいう縦向きで鍵を抜き挿ししていたのであれば、Ｎの文字が真上にくるはずです。
ご自身が毎日使っている鍵ですが、鍵開けのときにお客様にサムターンの形を聞いてボタンがついているのに覚えてない人も多くいますし、今回のお客様は上下あるうちの下の鍵だったので普段鍵穴を見ながら鍵を挿すこともないでしょうから、上と同じ感覚で覚えてしまっていたのでしょうね。
鍵開けなんて毎日やる動作なので体が覚えて勝手に動いてるみたいな感じでしょうか。
とりあえずは鍵の開け閉めが出来るようになったので、最後に鍵のお手入れ方法を教えて作業終了です。
昔ながらのギザギザの鍵をお使いであればそんなに気にすることはありませんが、ディンプルキーをお使いの場合は、鍵の凸凹穴が黒ずんできたり、汚れが溜まってきたら放置せず、古い歯ブラシなどで凸凹穴のお手入れをしましょう！
お手入れを怠ると、今回のような鍵が回らない。鍵が抜けないなどのトラブルの原因になります。
【川越市】や【さいたま市】など埼玉県内で住宅、車、バイク、金庫などの鍵開け、鍵交換、鍵作成・バッテリー上がりのご依頼は鍵のクロロックにお任せください。
