今回は入間郡三芳町にて鍵修理の作業をしてきました!
こちらが今回の鍵で表記はTOSTEMですが、鍵自体は美和ロックのPSと呼ばれるタイプのディンプルキーがついています。
こちらは取り外した写真です。
今回の症状は鍵が引っかかるとのことで、取り外す前に確認したところ、左側には回るけど右に回すときに引っかかりを感じました。
この症状はディンプルキーではよくある症状で、原因の多くは鍵穴の汚れが考えられます。
ディンプルキーは昔ながらのギザギザの鍵に比べて精度が高く、鍵表面の凸凹が汚れなどで詰まって高さが変わるだけで開かなくなったり、今回のように回りにくいという症状に関係してきます。
分解したところこれだけの汚れが出てきました。
やはり汚れが原因のようですね
小さな鍵穴にこれだけの粉が入ると作動に関わってきてしまいます。
この後にタンブラーを分解して洗浄していきます。
この小さなバネは無くなりやすいので、もしご自身で分解する際は無くさないように気をつけてください!
洗浄後は元通りに組み立てて作動を確認して専用の潤滑剤を塗布して終了です。
鍵のクロロックでは鍵修理の場合には1週間の補償を独自に設けており、万が一、1週間以内にまた同じような症状が出た場合には、無料で修理、又は交換する際に修理で掛かった費用を値引きさせていただいています。
鍵交換・鍵取付の場合には1年間の補償をおつけしますので、1年以内に不具合が出た場合には再度交換致します。
鍵を長くお使いになるには、お手入れが必要になります。特にディンプルキーは汚れには弱く、凸凹に汚れが溜まりやすいので、鍵自体が黒ずんできた場合には歯ブラシなどを使用して、凸凹の汚れを取るようにしてください。
鍵に汚れが付いている状態で使用し続けると鍵穴に汚れが移動して、今回のように分解しないといけない状態になり、鍵屋を呼ぶことになります。
鍵が回りにくい場合には、そのまま使用せず、綺麗にするように心がけましょう!
絶対にやってはいけないのは鍵が回りにくいからといって、油やCRCなどの潤滑剤を挿すことです。専用の潤滑剤と違い、市販の潤滑剤は油のようにベトベトしており、砂埃などを溜めやすくしてしまい、鍵穴に残り続けるため、サビ などにも繋がり、余計に壊れる原因となりますので絶対にやらないでください!
ご家庭で簡単に出来る方法は鍵を綺麗にした後に、鉛筆で鍵をなぞる方法になります。
鉛筆の粉が専用の潤滑剤と同じような効果を発揮するため、美和ロックさんもオススメしている方法になりますので、試してみてください。