【埼玉県川越の鍵屋】
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今回のブログは前回の続きになります
前回の内容はギザ鍵に関してでしたが、今回はギザ鍵以上に精度が求められるディンプルキーの鍵製作を行いました。
手始めにINAHOのディンプルキーの鍵作成をしてみました。
このメーカーはディンプルキーの中では比較的安価で、尚且つ、汎用性があるため、美和ロックやゴールなどの主要メーカーの鍵がついていた場合に交換が可能です。大手鍵屋時代には使っていませんでしたが、独立を機にいろいろと仕入れてみました。
ブランクキーもついでに仕入れましたが、作る機械がなかったので、この機に試してみました。
ディンプルキーはギザ鍵とは違い、凸凹の深さで数値が変わります。
機械にセットして、デコードをしてみたところ、プローブが凸凹に上手くフィットしていません…
そのため画面に表示される数値も、目視で判断した数値とは異なっていました。
こちらも振動による誤差が生じてるみたいです…
説明書を読みながら調整してみます。
その後、デコードしてみると、先程とは違い、プローブがキッチリと凸凹の穴に入ってます！
INAHOの鍵の場合には片面に１３個の穴があり、この全てが一致しないと鍵は回りません。
ギザ鍵の場合にはギザギザの数は５〜９個がほとんどですが、住宅用のディンプルキーはその数が倍近くあるので、これがディンプルキーを作る際に難易度を上げてる要因ですね。
新しく仕入れたＶＤ３８のブランクをセットして読み取った高さに削ります。
これが完成形です。
穴の位置や大きさもほぼ同じですね。
シリンダーで確認したところ、純正と遜色ないぐらいにスルスルと回りました。
これでINAHOの鍵はバッチリですね！交換して鍵がもう一本必要な場合にはその場でお作り出来ます！
今回のINAHOの鍵は平面のみで、側面にはピンが入っていないので、ディンプルキーの中では比較的簡単なタイプですね。
INAHOやその他メーカーのディンプルキーもその場でお作り出来ますよ！
