最近多い取付不具合によるサムターンが固すぎる現場【熊谷市】

【埼玉県川越市の鍵屋】

今回は最近契約した会社からのご依頼で熊谷市に鍵開けに行ってきました。

最近ブログで５連続でケイデンのカードキーに当たったと書きましたが、６連続になりました。(笑)
一時期は大東建託の解錠が連続して入ったこともありましたが続くときは続きますね。

新しく契約した会社が取り扱っている管理会社がケイデンのカードキーを多用しているのでしょうね。

ケイデンのカードキーで固いサムターンに当たってばかりだったので心配してましたが、予想があたりました・・・

このような丸いシリンダーが特徴的なケイデン製のカードキーです。
レオパレスで使われていたりすることもありますが、私たち鍵屋では取り扱わないシリンダーなので特殊なものですね。

開け方はいつものようにドアスコープから開錠していきます。

ケイデン製のシリンダーの場合には外側からは型番が判断が難しいです。
ですので、経験からサムターンの形状を想像して作業に入ります。

サムターンをとらえた感覚があったので解錠方向に回すも開かず・・・
何回か力を加えるも開かず。

大抵の型番の場合は問題ありませんが、一部型番の場合には取り付け方でサムターンの固さが変わるものがあります。

上記写真のGOAL製のTXタイプとMIWA製のLSPタイプがその型番ですね。

見た目はほぼ同じですが、メーカーも型番も違います。
しかし、シリンダーの取付方法は一緒です。

両方共、サムターン側に見えるネジ２本でシリンダーを固定します。
このネジ２本は締め付けすぎるとサムターンが固くなります。

ネジというのは適正なトルクで締め付ける必要があり、締まるところまで締める必要はないんですよね。
しかし、素人が取り付けようとするとネジを強く締めすぎてしまう場合が多いですね。
それに伴い、サムターンの固さに与える影響は大きいですね。

このケイデン製品は一般的な鍵屋では取り扱っていないこともあり、恐らく管理会社や不動産会社の人が交換しているのだと思います。
その際に締まるまで締め付けているのでしょうね。

もしご自身でこのタイプを交換する場合は、サムターンの固さを確認しながらネジを締め付けましょう！

緩すぎてシリンダーが取れてしまうのは問題ですが、適度な締め付けであれば取れることはまずありません。

基本的には防犯サムターンを開けるときに使用することが多いカメラ付き回転工具を挿入します。
カメラも一緒にドアスコープの小さな穴から挿しこむため、取り扱いが難しいので出来れば使いたくはないんですけどね・・・

カメラでサムターンを確認しながら、工具で挟みサムターンを回す・・・も開かず。
相当固いです(笑)
お客様も興味があるらしく、一緒にカメラを覗いているので、説明しながら作業します。

サムターンを掴んで解錠方向に回っているのはわかるのですが、結構力を入れているのに開かない。
ワイヤーの力を使っているので、手で回すのに比べればはるかに弱いです。
そのため手で回して固すぎる場合には危険ですね。

３０分ほど格闘しついにそのときが・・・

開きました。
お客様も感動してましたね(笑)
良いお客様で良かったです。

サムターンを手で確認すると相当固かったです。
よく開けられたなって感じです。

お客様に説明し、ネジを緩めて調整します。
ネジを少し緩めたらスムーズに回るようになりました。
お客様は毎日使っているため固くてもそれが普通だと思っていたみたいでしたが、スムーズに回るサムターンを感じて驚いてましたね。

時間が掛かってしまって申し訳なかったのですが、お客様からプリンをいただきました。

夏場に冷たい飲み物をもらったり、冬には缶コーヒーをもらったりすることもありますが、プリンは初めてですね。
しかもコンビニプリンではなく少しお高いプリンとのこと。

仕事終わりで買ってきたものをわざわざくださるなんてすごい嬉しいですね。