今回は三菱自動車の鍵製作を行いました。
残念ながらお客様からの依頼ではなく、知り合いの車を借りてコンピューターマシンの練習作業になりますが・・・
鍵のクロロックで使っているコンピューターマシンでは
①純正の鍵からコピーして作製
②キーナンバーからの作製
③鍵穴から高さを読んで作製
などの方法で鍵をつくることができます。
コピーしてつくる場合、合鍵屋などにあるキーマシンだと純正の鍵を左に置いて削る鍵を右に置いて同じように押し込んで削るタイプがほとんどですが、鍵のクロロックのキーマシンではコピーする場合には
純正の鍵の高さを機械が読み取り数値化してからその数値通りに削ることが出来るため、純正の鍵とほぼ変わりのない鍵を作ることが出来ます。
以前使っていた別メーカーのコンピューターキーマシンでも読み取ると高さが数値化されていましたが、鍵が摩耗している場合には1つ深い数値が表示されることがありました。
このキーマシンでは数値を読み取った際にすべての数字が当てはまるキーナンバーと一致するとそのキーナンバーまで表示されるため確実な高さで鍵を削ることが出来ます。
↑は純正の鍵から高さを読み取る作業写真です。
読み取りが完璧の場合にはキーナンバーを含めて高さの数値が表示されます。
高さの数値しか表示されない場合には挟み方が浅かったり、深い場合、鍵が摩耗している可能性が考えられます。
今回の鍵はキーナンバー30766 高さが54345234と数値化されスムーズに回る鍵が出来ましたが、
同じ三菱自動車の鍵で 30780 高さ 43234123というすべて1段違いの鍵もありました。
家の鍵や自動車の場合には同じ鍵が出回ることはありませんが、上記のような全て1段ずつ違う鍵や1,2か所だけ数値が違う鍵などもあるため使用している鍵が摩耗した場合に違う場所の鍵が開く可能性もあり得ます。
そのような奇跡が起きることはあり得ないとは思いますが・・・
逆パターンで使い過ぎによる摩耗により急に開かなくなったり開きにくくなる場合は多々ありますのでお気を付けください。
特に普段お使いの鍵が純正の鍵ではなく合鍵をお使いの場合には注意したほうが良いです。
合鍵の場合には純正の鍵と素材が違ったり、削る鍵屋の技術により高さが違ったりするからです。
鍵でお困りのかたは鍵のクロロックにお任せください。